社員インタビューInterview
NISSHAで働く社員は、どのように仕事に取り組み活躍しているか。
その一端をご紹介します。
カーボンニュートラルにも寄与する
「自動車外装のプロフェッショナル」を目指す
キャリア採用でNISSHAに入社し、新分野である自動車外装向け加飾フィルム*の提案営業に携わるYさん。お客さまにNISSHAの加飾フィルムを採用するメリットを説き、海外拠点を含む社内各部門と連携しながら、「自動車外装のプロフェッショナル」を目指す。
*加飾フィルム:絵柄や機能を印刷したフィルム。NISSHAは統合ブランド「Nissha SurfaceWorks(サーフェスワークス)」のもとで加飾フィルム・成形品を展開
産業資材事業部 営業/プロジェクトマネジメント K.Y さん 経済学部 経済学科 卒業 2022年入社
大学卒業後、自動車業界に関わる電気機器の営業として働いていた私は、わけあって転職を希望し、同じく自動車関連の転職先を探していました。そんな時、自動車内装への加飾フィルムや成形品で高い技術力を発揮しているNISSHAが、新しく外装分野に進出するにあたり提案型の営業人材を求めていることを知って応募。会社訪問で感じた、社内の風通しの良い雰囲気も入社の決め手になりました。
現在、フロントグリルやランプなど自動車外装へのフィルム加飾技術をお客さまに紹介する提案営業の仕事をしています。EVの普及により、特に海外メーカーの自動車外装デザインは大きく変わりました。例えばエンジン車の「顔」だったフロントグリルは、エンジン冷却のために空気を取り入れる機能が不要となり、各社のデザインコンセプトを自由に表現する部分となっています。私が主に担当しているランプは、光を取り入れた未来的なデザインが今のトレンド。NISSHAの高いデザイン性や光透過技術などを生かして、お客さまの要望を実現できるよう日々奮闘しています。
自動車外装の加飾フィルムや成形はNISSHAにとってまさに新しい分野です。生産までの過程を確立するために開発部門や生産部門との密な連携が欠かせません。現在進行中のプロジェクトは中国の工場で生産予定。普段は現地スタッフとオンライン会議などでやりとりしていますが、直接現地へ行く機会もありました。人柄のよいスタッフがあたたかく迎えてくれて、国は違っても同じNISSHAグループの一員だということが実感できましたし、彼らのためにも頑張ろうという気持ちになりました。
自動車外装に加飾フィルムを採用するメリットは、デザインの自由度だけではありません。外装に塗装を施す場合の乾燥工程が不要となるためCO2排出量を削減でき、自動車業界、ひいては社会全体の課題であるカーボンニュートラル実現に向けて寄与できるのです。これは私にとっても大きな仕事のやりがいです。
NISSHAのフィルムには自動車内装分野で培った高い技術を有しています。耐久性、自動運転に欠かせない電波透過性、ヒーターやLEDなどの機能も組み込み可能な点など、多くの技術的優位性を備えていることをしっかり説明しています。そうすると、お客さまから非常にポジティブな反応をいただくことが多いです。他社と差別化を図り、これまでできなかったことを実現できるという点で魅力を感じていただけることをとてもうれしく感じています。
外装部品は、街で自動車が走っていたらすぐ目につくもの。量産まで数年かかる製品なので、私が扱った外装の自動車はまだ世の中には出ていませんが、数年後には街で目にすることができると思うと今からとても楽しみです。
また、私が考えるNISSHAの魅力は「人」です。上司や同僚に質問や相談をすれば、手を止めてきちんと向き合ってくれるので、安心して相談できます。入社後、早々にお客さまを担当させてもらえたこともモチベーションにつながりました。お客さま訪問では、上司が同行して受け答えの手本を見せて、徐々に私に任せるように導いてくれました。失敗を恐れることなくお客さまと会話できるようになったことにとても感謝しています。
会社の中でも前例のない製品を扱うこの仕事はとても面白く、やりがいがあります。外装特有の技術やサプライチェーン、価格設定など、これまでのNISSHAにはなかった知識と経験を持つ人材として、「外装のことならYに聞け」と言われる「自動車外装のプロフェッショナル」を目指しています。
最近、自動車内装の営業担当者がお客さまから「内装で使っている加飾フィルムを外装にも使えないか」と問い合わせを受けることが増えています。しかし、同じ加飾フィルムでも、自動車の内装と外装では生産する技術が異なり、例えば、 外装は内装よりも傷つきにくさがより強く求められます。お客さまからの問い合わせに、会社として迅速に対応できるよう、外装の技術情報を社内へ積極的に発信・共有していきたいと考えています。
5年後の目標は、新製品を企画、拡販するプロジェクトを立ち上げることです。お客さまとの会話の中でニーズをつかみ、新しい技術や表現方法などを社内のエキスパートと共に探ることによって、NISSHAの加飾フィルムの可能性をさらに広げたいと思います。
ある1日のスケジュール
休日は妻と京都のカフェ巡りにはまっています。写真は鴨川近くのカフェでモーニングを食べている時のものです。入社して生まれて初めて京都に住むようになりました。まだ行ったことのないお店がたくさんありすぎて休日が足りません!おすすめのカフェがあればぜひ教えてください。
就職活動中のみなさんへの
メッセージ
就職活動には「軸」が大事だと言われますが、多くの人は、自分の「軸」が何なのか、考えれば考えるほど分からなくなるのではないでしょうか。
そんな時は、過去の出来事に対して、なぜそう思ったのか、自分の気持ちを思い出して書き出してみてください。ささいなことでも書き出していくと、意外と共通点が見えてくるもの。私はそのようにすることで自分を客観視でき、自分という人間を改めて理解できたように思います。
就職活動の面接の中でどんな質問があっても、自分の体験に基づいた、ぶれない回答であれば、誰もあなたを否定できません。本の受け売りや誰かのまねではない、自分自身で考え抜いた自分の言葉で挑めば、きっと大丈夫です。
※登場する人物の会社名、所属、役職、氏名は、特に注記のない限り、取材・編集時点のものです。