社員インタビューInterview
NISSHAで働く社員は、どのように仕事に取り組み活躍しているか。
その一端をご紹介します。
マーケティングのプロフェッショナルを
目指して
大学院でMBAを取得したHさんは入社後、営業からマーケティング、そしてプロジェクトマネジメント※を経験。育休から復帰したタイミングがコロナ禍と重なり、新しい働き方に取り組みながら、マーケティングのプロフェッショナルを目指してさらなる知識習得に努めている。
産業資材事業部 マーケティング M.H さん 経営管理研究科 経営管理専攻修了 2015年入社
MBAコースで興味を持って取り組んでいたのはマーケティングです。だから暮らしていた京都にあり、マーケティングに力を入れている企業として、NISSHAには注目していました。学んでいたMBAコースにはNISSHAの社員も参加していて、話をすると、いかにも楽しそうに仕事をしている雰囲気が伝わってきました。技術力を生かして多角化に力を入れている点にも魅力を感じました。なぜなら大学院でアンゾフの成長マトリクス※に興味を持っていた私にとって、多角化は重要テーマだったからです。
入社後はまずディバイス事業部の技術開発部で、マーケティングの基礎知識となる自社の強み・弱みを把握し、製品について深く学びました。その知識を実践でより深めるため、営業部で海外のお客さまを担当しました。その後国内営業に携わった後、マーケティングの視点から特定技術の製品化に取り組みました。
受注案件に関するプロジェクトマネジメントにも関わりました。マーケティングがゴール設定から考えるのに対して、プロジェクトマネジメントは明確なゴールに向けて前に進んでいきます。方向性の真逆な2つの職種を経験できたのは、良い学びとなっています。
※アンゾフの成長マトリクス
経営学者イゴール・アンゾフによって提唱されたフレームワーク。「製品」と「市場」について、「既存」と「新規」で4象限に分類し、事業拡大の戦略を探索するもの。
当社でも、製品企画のすべてが製品化まで到達するわけではありません。もちろん関わる社員は全力を尽くすものの、実際に製品化されるものは企画全体の2割程度です。
そんな中で何よりうれしかったのが、国内営業で任された製品を量産化にまでこぎつけられたこと。プロジェクト開始当初は上司と一緒に動きましたが、途中からは私一人で担当した案件です。NISSHAの良いところは「やりたい」と意思表示をはっきりすれば、任せてもらえる社風です。上司との距離が近いため、まず話をじっくり聞いてもらえます。きちんと納得してもらった上だから、思うように取り組める。
仕事を通じて、自社を知り、お客さまを知り、市場を知る大切さを学びました。また仕事を通じて、自分の目標、会社の目標、関わる事業のゴールも学びました。まずゴールを大きくとらえて設定し、それを細かなゴールに分割して一つずつ着実にクリアしていく。このプロセスは家庭での子育てにも応用できています。
現在は産業資材事業部でデジタルマーケティングに関わっています。産業資材事業部では社会課題解決の一助として、サステナビリティに配慮した、環境に優しいパッケージ製品などの開発に取り組んでいます。お客さま向けWebサイトでは製品紹介に加えて、環境問題やカーボンニュートラルなどに関する情報提供にも力を入れています。
当面の目標は、デジタルマーケティングで立ち上げたお客さま向けWebサイトconnect.nissha.comのアクセスを増やすこと。入り口をできる限り広くして、より多くの人に見てもらいたい。そして社会課題の解決に資するNISSHAの製品を知ってもらいたい。そのために幅広い視点からの情報提供を心がけています。NISSHAは基本的にBtoB(企業向けビジネスを行う)企業ですが、私たちのお客さまのお客さま、つまり一般消費者までを視野に入れて考える必要があります。その際にはMBAコースで主に学んだBtoC(消費者向けビジネス)関連の知見を生かせると考えています。
将来的には、マーケティングのプロフェッショナルとなり、なかでもBtoBやブランディングなどより細分化された専門領域を究めたいと思います。これからも日々学び続け、NISSHAの成長や社会課題の解決に貢献していきます。
ある1日のスケジュール
休日は3歳の子供がいるため、基本的に家族でお出かけしたり、旅行したり遊んでいます。子供の成長の早さに日々驚いてます。
就職活動中のみなさんへの
メッセージ
学生の方であれば大学時代には、とにかく多種多様な経験を心がけましょう。今(※取材時)はコロナ禍で難しいけれど、多様性に触れるにはやはり海外旅行がおすすめです。日本とは異なる文化に触れて刺激を受けると、これまで気づいていなかった自分と出会えたりします。海外の友だちができれば、日本の友だちとは違った刺激も得られるでしょう。そうした経験は、就職活動の際の自己アピールにもつながります。就職活動の主役は、企業ではなくあなた自身であることを忘れないように。ぜひ自分を主人公とする、すてきなストーリーを組み立ててください。
※登場する人物の会社名、所属、役職、氏名は、特に注記のない限り、取材・編集時点のものです。