社員インタビューInterview
NISSHAで働く社員は、どのように仕事に取り組み活躍しているか。
その一端をご紹介します。
仕事を進めるカギはコラボレーション
まわりにプロの揃う環境が成長を加速する
入社してすぐに海外営業となり、中華圏の顧客を任されたSさん。中国語はもとより英語も得意ではない中、1年目の終わりには単身で中国へ出張するまでに。現地で培った相手のニーズを掴む能力は、国内営業に移った今でも強力な武器となっている。
産業資材事業部 営業/プロジェクトマネジメント S.S さん 商学部 商学科卒業 2018年入社
学生時代の趣味は写真撮影、だから写真に関わる仕事をしたい。しかも好きなIT製品にも関連があればベスト。そんな思いで企業研究をしていて見つけたのが、旧社名の「日本写真印刷」でした。これはもしかしたらと思って調べると、写真印刷はもとよりIT機器に欠かせない製品づくりをしている。もうここしかない、と運命的な出会いを感じました。
入社初年度から、望み通り産業資材事業の海外営業担当となりモチベーションが一気に高まります。中国のIT家電メーカーを任され、スマートフォンやスマートスピーカーに使われる加飾フィルムや成形品を扱うようになりました。
とはいえ、いざ実務に取り組むと仕事の難しさを思い知ります。なにより言葉の壁がある上に、注文の難易度が高く納期もとても厳しい。現地にいる中国人スタッフがお客さまと話をしてくれるのですが、特に色合いなどに関する微妙なニュアンスを今ひとつ掴みきれません。
1年目が終わる頃に、初めて現地に出張しました。上司からは「言語化されないお客さまのニーズをつかんでくるように」と言われたのですが、実際にお客さまと対面しての打合せでいろいろわかりました。加飾フィルムの仕上がりを詰めていく課程では、色やデザイン、質感などに関するお客さまの要望を的確に掴まなければなりません。面談の結果、お客さまと自分の違いが明らかになり、仕事の精度が上がりました。
実は入社当初、私の指導担当となった上司が海外出張などでとにかく忙しく、なかなか時間を取ってもらえませんでした。そこで考えたのが、まわりの人に聞きまくる作戦です。少し探せば社内には印刷、成形、インキなどその道のプロがいくらでもいます。この先輩たちから教えてもらった経験が、お客さまを担当するとき大いに活きました。
聞いてまわる学習法には、もう一つおまけが付いていました。自分に知識がついたのはもちろん、注文を受けたとき誰に相談すればよいかもわかるようになったのです。
ちょっとした色の違いで何度もやり直しになったりすると、担当者に訂正を依頼するのも気が引けがちです。ところがそんなとき気軽に話せるし、「次こそがんばろう」と逆にはげましてもらえるのだから、がぜんやる気が湧いてきます。そうやって仕事をしているうちに気がついたのが、人に素直に聞く大切さです。プロの力をうまく借りる力がついてから、成長が早くなったように思います。
もう一つ、NISSHAに入ってよかったのが、服装が自由なこと。クールビズのときはポロシャツとスニーカーでもOKです。もちろん、営業なのでお客さまを訪問するときにはしっかり気合を入れて、スーツで決めていきます。このメリハリが心地よいです。
3年目からは国内のお客さまを担当するようになりました。対象製品はIT関連から家電に変わったものの、扱う製品が加飾フィルムなのは同じ。いま関わっている製品は、高級家電なので国内の量販店で見ることができます。
実物を目にすると何ともうれしく達成感を得られます。以前担当していた中国のIT製品は、日本では市販されていないため、ネットショップなどで製品を確かめていました。将来の夢は手掛けた加飾フィルムを使った製品が、世界でトップシェアになること。もし誰がも持っているスマホなどに採用されて「デザインがいいよね」とみんなから評価されれば、これほどうれしいことはありません。
最初のお客さまに鍛えられたおかげで、タイトなスケジュールをクリアするコツも掴めました。大切なのは、その製品に関わるスタッフ全員と可能な限り早く情報共有することです。その段階でわからないことがあれば、すぐに聞いて疑問を解消しておくのも重要なポイントです。
これまでいろいろな内容を質問してきましたが、誰一人として嫌な顔や面倒だなといった対応をする人はいませんでした。この当社独特の社風は、仕事をする上で何よりの心の支えになっています。これからもどんどん聞いて、自分の成長を加速させていきます。
ある1日のスケジュール
もともとは海外旅行が趣味だったのですが、With/Afterコロナにおいて、3密を回避できる新たな趣味としてキャンプにはまっています。
写真は夏に無人島キャンプに行った時の写真です。
就職活動中のみなさんへの
メッセージ
自分の軸をはっきりさせると良いと思います。軸が一本、ビシッと通っていれば、判断に迷ったりぶれたりすることはまずありません。私の軸は「仕事をするなら、自分の好きなものに関わりたい」でした。写真やカメラ、IT製品など好きなものと関わる仕事なので、厳しい状況に追い込まれても、つらいと思ったことは一度もありません。もちろん軸の決め方は人それぞれです。「社会の役に立つこと」でも「海外と関わること」でも何でも構わないでしょう。ただ、できれば軸は一本に絞り込むほうが、迷いがでなくてよいと思います。
※登場する人物の会社名、所属、役職、氏名は、特に注記のない限り、取材・編集時点のものです。