NISSHAグループの水素ディテクターが
Daimler の燃料電池車「Mercedes-Benz GLC F-CELL」に採用

2019年1月31日

NISSHA株式会社

 NISSHA株式会社 (以下、NISSHA)のグループ会社、NISSHAエフアイエス株式会社(以下、NISSHAエフアイエス)の製品である水素ディテクターが、Daimler AG(以下、Daimler)の燃料電池車「Mercedes-Benz GLC F-CELL」に採用されました。同車種は、Daimlerが2018年11月に欧州市場で発売を開始した世界初のプラグイン燃料電池車です。

Daimler's Mercedes-Benz GLC F-CELL (写真出展 : Daimler)

Daimler's Mercedes-Benz GLC F-CELL(写真出展 : Daimler)

小型検知素子を内蔵しモジュール化されたFISの水素ディテクター

小型検知素子を内蔵しモジュール化されたFISの水素ディテクター

 ※プラグイン燃料電池車:水素による燃料電池とリチウムイオン充電池の両方から電力を得ることが可能な燃料電池車
  水素ディテクターとは水素ガスの漏れを検知する装置で、燃料電池車の国際規格(UN-R134-00-S02)は燃料電池車に水素ガスの漏れを検知する装置の装備を義務付けています。「Mercedes-Benz GLC F-CELL」には水素ディテクターが2か所に搭載されており、万一、水素ガスの漏れが発生した場合、直ちに検知し警告します。

  FISの水素ディテクターは、検知素子をコイル状に加工することにより、小型化と触媒表面積の最大化という相反する課題を解決し、加えて高速検知とセンサーの長寿命化を実現しています。
水素ディテクターの需要は、燃料電池車の普及とともに広がっているほか、家庭用燃料電池システム向けや水素ステーションといったインフラ向けなどの分野で拡大することが期待されています。

  NISSHAのディバイス事業は、主力製品であるタッチセンサーに加え、一酸化炭素などの有毒ガスや呼気などの気体を検知する革新的なガスセンサーを開発しており、安全・環境・健康・医療などさまざまな分野に製品を提供しています。今後もお客さまや社会の要請・課題に向き合い、事業活動を通じて人々の豊かな生活の実現に貢献することを目指します。

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