ヒアルロン酸やコンドロイチンなど生体内ポリマーを使った
溶解性マイクロニードルパッチの量産に着手
2013年2月よりスキンケアサンプル出荷を開始
2012年11月15日
日本写真印刷株式会社
日本写真印刷株式会社(以下、日本写真印刷)は、株式会社バイオセレンタック(本社:京都市下京区、以下バイオセレンタック)のDDS(Drug Delivery System)技術を導入し、当社のコア技術である金型加工技術と成形技術を活用することで化粧品・医薬部外品領域における溶解性マイクロニードルパッチの量産に着手します。2013年2月よりサンプル出荷開始を予定しています。
マイクロニードルパッチとは、ヒアルロン酸やコンドロイチンなど生体内ポリマーを材料とした約150㎛長のニードル(針)から形成されるシート状パッチです。微細なニードルのため、皮膚に貼った際も痛みがなく、表皮内に直接主成分を補充できるため高い効果が期待できます。
当社の溶解性マイクロニードルパッチの特長
- ヒアルロン酸などを材料にした約150㎛長のニードル(針)から形成されるシート状パッチ
- 主成分をブレンドした基剤成分が溶解することで表皮内にダイレクトに補充できる
- 微細なニードルのため真皮を傷つけず、使用時の痛みもない
- 主成分を多層に配置したニードルの形成が可能
- バイオセレンタックと化粧品・医薬部外品領域における溶解型マイクロニードル・アレイ・チップに関するライセンス契約を締結(2012年10月5日)
他方式マイクロニードルとの比較
ターゲット市場
スキンケア化粧品業界における成長率は横ばいであるものの市場規模は9,500億円と大きな市場です。中でも美容外科・形成外科・皮膚科などの皮膚に関する専門医が、これまでの治療の経験を元に開発するドクターズコスメ(スキンケア)業界の市場規模は660億円であるものの10%と高い成長率を示しています。これら1兆円を超える市場規模のスキンケア化粧品業界をターゲット市場とします。
今後の展開
2012年12月に試作ラインを日本写真印刷本社内(京都)に設置し、2013年2月からサンプル出荷を予定しています。国内外の化粧品メーカーおよび製薬メーカーに化粧品・医薬部外品をOEM供給し、2014年度に売上高5億円を目指します。
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